ありがた迷惑

ヒョウモントカゲモドキが好きな人は多肉植物が好きなんじゃないかと思って、いくつかぷにぷにの画像を送ったら「気持ち悪い」と言われてしまった。
そういうことってある。


今朝は目を覚したくなかった。
夢の中で、中学時代好きだった人が仲直りの印に80sっぽいレコードをくれたから。

好きだった人に好意がバレて一生分の悪口を浴びせられた赤黒い中学時代。核の彼は、こうしてよく私の夢に出てくる。


不思議なことに、私は彼を恨んじゃいない。

けれども夢の中で彼はいつも申し訳なさそうで、ジェットコースターの1番奥の席を譲ってくれるし、多分2、3回くらい狙撃手から守ってくれた。



現実の彼は今何をしているんだろうと気になって、インスタグラムで検索したら一発で見つけてしまった。
本名にしちゃダメだよ、私が見つけちゃうよ。



中学時代あまり頭が良い方では無かった彼は今、「海外で働くことが中学時代からの夢」と、韓国語と英語と日本語でキャプションを書く。海の綺麗な島に4ヶ月留学していたらしい。

challenger とタグ付けされた投稿は、「今はやりたいことやれる時代。踏み出せない人に勇気を与えたい。」とのこと。


立派。その通りだよ。踏み出す勇気がないやつは今すぐに踏み出せ。


私はぶちぶちに千切れた洗顔泡立てネットを買いに百円ショップへ行くことすらままならないが、やりたいことがあるやつは今すぐに勇気を出して踏み出せ。

まぁ、私は、2ヶ月前に使用期限が切れた電動歯ブラシのヘッドを買いに家電量販店へ行くのも億劫だけれど、やりたいことがあるってやつは今すぐ踏み出す勇気を持ってくれ。

大丈夫、君なら出来る。



相変わらず顔がこの世で1番タイプな彼に、不本意ながら背中を押されてしまった私はどこへどう踏み出せばいいのやら。教えて欲しい。


ぼやきでうっかり世界救えたりしないかな。救いたいな、世界。
ありがた迷惑だけは、いつの時代も得意なもんで。