山椒魚は悲しんだ。

今、モーレツに内省している。



オープンリレーションシップとポリアモリーの違いについて調べた。
調べた感じ、私にはポリアモリーよりオープンリレーションシップの方が向いていると思った。

たった今ググっただけの知識だから、解釈が間違っててもご容赦いただきたいのだけれど、
オープンリレーションシップとポリアモリーの共通点は"合意の上で2人以上と恋愛関係にあること"で、相違点は、"パートナー達に優先順位を付けるのが必須か否か"らしい。
必ず優先順位を付ける方がオープンリレーションシップで、全員優勝方式を認めてるのがポリアモリー


そういえば小学生の時、「好きな人が他の子に優しくしているのを見るのが嫌だ。自分にだけ優しくしてほしい。」と女子3人が話しているのを聞いて、全然共感出来なかったのを思い出した。
なんなら、「この子達は自分さえ良けりゃそれでいいって考えの持ち主なんだな、根性わる。」とか思ってた。


今は、何故あの時共感出来なかったかちゃんと言葉で説明出来る。
誰にでも優しくできる人はもちろん誰からも好かれていて、だというのに、大勢の中でただ1人私を選んでくれるなんて、そっちの方がいいって私は思う。私はそう。


特別扱いして欲しい。独占欲強い。それはみんな一緒だけど、結局、1番独占欲が強いのは私なのねって気付いた。
だから、オープンリレーションシップの方が向いてるかと。

それに、自分さえ良けりゃいいのはあの女の子ら3人だけじゃなくて、私も、おじいちゃんも、おばあちゃんも、お兄さん、お姉さん、政治家、社長も、みんなそうなんだわって今気付いた。
みんな生きてるんだもの。そうよね。



レズビアンの友達がいるけど、彼女と話をしている時配慮ができなくて、
その子を含むグループLINEで会話していたとしても、「"彼氏いそうな女"選手権しよ」って言ってしまう。
"恋人いそうな女"でもいい?って聞かれた。「全然いい」なんてわざわざいう必要あるなんて、どうして私は配慮出来ないんだろうって悲しくなった。


自分のことを、両性愛者だと思っている。中学時代、女子相手にドキッとしたことがあるし、高校時代、レズビアンの友達と仲良くなったのも、同じ女の子のことを好きだと分かったからだ。
今になって考えたら、高校時代のそれは当時の鬱が産んだバグみたいなものだったから、女の子にドキッとした中学時代のそれしか、私が女性を好きになり得る判断材料はないわけだけど。


脱線した話を元に戻すと、どうしても私にはレズビアンの友達が付き合ってる人を"彼女"と認識出来なくて、
いや、女性だということはもちろん知ってはいるのだけれど、女性でも男性でもそれ以外でも、この子が付き合ってる人は"彼女"ではなくて"彼氏"だよなあって思ってしまう。"恋人"が1番正しいのもわかる。

その子がすごく女っぽいから、なんとなく男らしい性格の人と付き合ってる感じがしているだけ。
その考え自体がユニバーサルデザインじゃないから、私は本当に、今まで1番の理解者みたいな顔してきたことをとても恥じている。



恐らく今大勢の人を敵に回してしまったけれど、
でも、そもそも男とか女とかって魂を種別するときの名称だと思ってる。


性格を性別で例えるな!と言われたらそれはそうなんだけど、
「ガッツあって、自分を律してて、無駄なものと必要なものを見分けるのが上手いタイプの人」に名称つけるなら「男らしい」以外になんと言えばいいんだよ!
ポケモンみたいに炎タイプとかでいく?私ポケモン詳しくないけど。


レズビアンの友達の女の子っぽさも花柄とビビッとピンクがよく似合う感じがギャルみざわだからだけど、別にピンクと花柄が女の子だけの特権♡とかって思ってるわけでもないし、ただ、ケータイデコってそうな、アンチに薔薇の花束送りつけてそうな感じに名称付けるなら何?
これは………フェアリータイプ…………?????知らんけどな。



そういう捉え方だからそもそも自分が女のつもりもないし、男のつもりはもっとない。
炎タイプでもありたいけどフェアリータイプでもありたい。
だってユニコーンなりたい。
あれは処女性の象徴らしいけど、ファンシーフェアリートゥインクルギャル☆ゎらって感じだから。例え戸籍が男でも。


私は自分のことを女だと思っていないけど、それでも前に付き合っていた人に「君は女の子だよ」って言われてすごい嬉しかった。
だから言ってしまえば結局私は魂も女でしかないのかもしれないし、
自分はセクシャルマイノリティーを差別しないし偏見もないしなんなら自分の性別もわからんし!って
大口叩いてただけなのかもしれない。
そこんとこはモーレツに内省中。反省はしない。



"みんなと同じ"をいつも出来る人も居ないけど、"みんなと違う"をいつも出来る人も居なくて、自分と違う人との間に心の中でアクリル板ぶち立てると同時に、誰かを否定する人や自分をずっと否定してた。


でもよくよく考えたら私全知全能の神じゃないし、自分と感覚が違う人のことちょっと拒絶しちゃうこともある。ソーシャルディスタンス取っちゃう。


誰かを傷付けるときに「普通じゃないから」なんて理由でやってたらダサすぎて、あとで自分がそれやってたって気づいた時めっちゃ凹むけど、これからはもう自分と違う人を認められない自分のことも否定したくない。人を差別する人のことも、もう2度と差別したくない。

争いが起きてる事柄に対して、三角コーナー使う派か使わない派か、くらい「へぇ〜」ってテキトーに済ましたい。



ここは1億3000万総LOVE王国。みんな丸ごと愛すが至高。

冒頭で言ったことと正反対のこと言ってて矛盾もいいとこだけど、高校時代口を揃えた「大切なことはただ1つ、愛だけです」ってスローガンみたいなの、あれは本当に真理であり虚偽よ。

刹那と永が出会う矛盾の夏、来たね。