大丈夫、私は変われる

振り返るな。進めと言っている。

 

 

最近気づいてしまった。サービスエリアで見かける黒光りしたドラゴンの剣並みに私ってダサい。今日はそれをネタとして消化すべくここに来た。

 

 

一週間前、高校のクラス会に参加した。高校の、と言っても、3年の時のクラスメイト15名が集まった小規模な集まりなのだが、ここ最近ごく少数の人間以外とは一切連絡を取っていなかった私にとって、それは今をトキメク若者とのスキンシップが可能になるまたとないチャンスだった。

 

服がとか、メイクがとか、そんな見せかけのことではなくて、己の生き様がダサい。同級生を見、これが就活を終えた人間かと。

簡単に言うと頭が垢抜けている。

なんだかこの言い方だと清潔な頭皮の話をしているみたいだな。

(聞こえる…聞こえるぞ…そういうところだというお叱りの声が……)

 

 

物腰が柔らかく、ライトな感謝の気持ちと、上品で女性的な立ち居振る舞い。頭が悪い私には詳しいことは分からないが恐らくいろんなことを勉強してきたのであろうその雰囲気。

 

同い年なのにこうも違うかと反省会を一人でしていたら、闇に葬り去ったはずの現在に至るまでの数々の失態・珍事件の記憶が掘り起こされてしまった。穴があったら入りたい気持ちに今とてつもなく苛まれている。穴が無いなら自分で掘るからマントルに住み着きたい所存。

 

どげんかせんといかん!と心の中で見知らぬおばあが荒ぶったので、とりあえず泥棒に荒らされた後の状態がデフォルトだった部屋を片付け、自分じゃ世話できない服を大量に処分し諸行無常の響きあり。(余談だが「荒ぶった」を変換するとき誤って「アラブった」と打ってしまいターバン巻いた顔の濃い男性が見知らぬおばあと脳内で踊り始めたので現在進行形で荒ぶっているしアラブっている。)

 

 

ここ数ヶ月世界を肥溜めのように錯覚し、全知全能の神ゼウスみたいな彼氏の存在だけを頼りに生きていたけれども、世界が肥溜めでもそうでなくとも私はクソ野郎だなと悟ってしまった。

全知全能の神ゼウスによると、本を読めとのことだったので新たに本を読むノルマも設けた。こういう時は『銀河鉄道の夜』を読めばいいと相場が決まっていると言ったら、「宮沢賢治は農民育ちだから、、、」とかなんとか意味の分からないことを言われたけれど、そんなことはどうだっていいのだ。私は読む。

 

 

 

 仲良くしてくれる友人でとても尊敬している人がいる。その子が就活で行った先で「今までで印象に残った誉め言葉は何ですか?」との質問に、私が昔「君は毎日が最高記録みたいに生きている」と言ったことを挙げてくれたらしい。

弥の明後日、クラス会の席で久方ぶりに接触した同級生1人とショッピングに行く。私も毎日が最高記録みたいに生きてみたいので、その時までに今よりもっと部屋を片付け不用品は廃棄し1冊でも本を読もう

まだ間に合う、よな?信じるしかない。