日常

気怠さにもたれた日曜の仕事終わり、好きな人と電話するひとときは癒しだ。

「小学生にもわかる微分積分」と、かなり大口を叩いたページへ指を進めただけでは"人はなぜ微分積分したくなったのか"、それがどうしても理解出来ずに、頭のいい彼に解説を仰ぐ。


好きな人は、とても頭がいい。
彼の出身大学を知って恐れ慄くばかりでなく、これまで積んできた徳と乱数調整の成果に妙な達成感が湧いたほど、この出会いに感謝した。それほどに頭がいい。

最初は理解するつもりだった微分積分の解説も、その温度を増すごとに、単なる愛着へ変わってゆく。

サピオセクシャルの恋はエントロピーが高い。
そうとしか言いようのない日常が、今日も私を襲う。