恋は盲目、愛は色盲

「産まれたばかりの頃は何もしなくてもみんなが愛してるって言ってくれたのに」って、正味5トンくらいの重みを含んだ歌詞をしみチョコ並みの軽いメロディーで歌い上げる路上ライブを尻目に、友人へ贈るマリア様のバッジを購入する。

"皆を愛し尽くす修道女"を今後のファッションテーマに掲げたのも今は昔、確かに産まれただけでは愛せないか、と新たなテーマで心機一転。

新テーマは「色盲エアロビガール」。

アイスブルーのコーデュロイパンツとくすんだ水色のチュール素材タートルネックが、紙袋ごしにこちらの様子を伺ってくる。

大丈夫、蛍光ピンクのマフラー先輩ともきっとうまくいくよ。
海色の手袋くんも募集中です。見つけたら私まで。